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9月 9th, 2010

どうしたら、うまくやっているかわかるの?

よく聞かれることのひとつなのですが、
「自分ひとりでやっているときに、うまくいっているかどうか、どうしたらわかりますか?
自分でやっていても、これでいいのかどうか、わからないんです」
と。

「わからなくていいんです。わからないんです。」

そうすると、多くの場合は、さらに不安な顔をされてしまい、
申し訳ないなーと思うのですが・・・。

たしかに、レッスンの中で、「わ!今、ぜんぜん違う!うまくいった!」という体感がある。
あるときも、ある。
でも、ないときも、ある

その感覚を求めてレッスンをするのは、はじめのころは仕方ないとしても、
だんだん必要ない事になっていくといいのではないかな。

確認することなしに、自分の意図を信頼することは、難しいのだろうか。
確認しなくていいということが、逆に安心をくれることにはならないのだろうか。

「わかりたい」というのは、当然の感情だけれど、
「わからなくていいんだな」というのは、確実にひとつ「わかった」事でもあると思う。

アレクサンダー・テクニークがしたいのは、うまくいっているかどうか確認することではくて、
うまくいくための明確なプロセスを意図し続けることなんだと思っています。

でも、アレクサンダー・テクニークを始める動機は、みんな、「うまくやりたい」なんですよね。
当然ですが。
だから、「うまくやっているかどうか確認したい」のも、当然だと思います。

でも、アレクサンダー・テクニークをうまくやりたいなと思ったら
「うまくいっているかどうか自分で確認することは、アレクサンダーテクニークのプロセスの一部ではない
と知っているのは重要だと思います。

多くの場合、うまくいっているかどうか確認しようとしたとたん、そのプロセスが止まってしまう。
結果を振り返るような作業にはいってしまって、
プロセスをすすめる作業がおろそかになる。

そして、結果を振り返って、確認しようとしても、
体感という感覚は、必ずしも正確ではないのだから・・・。

うまくいっているということは、どういうことなんだろうか。
習慣的な反応から離れて、今、どれだけクリアに意図し続けていたか。
それがうまくいっていたとき、
私は生徒さんに「そうそう!」って言いたくなる。

それは実際に、新しい結果を生み出してもいる。

そして、本人は、必ずしもその変化を感じているとは限らない。
感じるとは限らない。
わかるとは限らない。

だから、わかんなくてもいい
と、信頼ができれば、プロセスはもっとシンプルになると思います。

それでも「感じたい・わかりたい」欲求は、十分に理解できるけれど。