Archive for 6月, 2013

6月 24th, 2013

技術の先の、自然さ

最近は、アレクサンダーテクニーク を使うことについて、大きな変化の時期を迎えているような気がしています。
もっと欲張りになったのかもしれない。
「アレクサンダーテクニークじゃ、それは手に入らない」と自分を甘やかしてごまかしていたようなことを「いや、そうじゃない」って、受け入れるような気持ちになったのかもしれない。

私が欲しいと思っているものは、自分でも曖昧で言葉にするのが難しいけれど、それは現在の「自分の使い方」では得られないなあと思う。

アレクサンダーテクニークをちゃんとやる、イコール、自分の使い方について、きちんと面倒を見る・・・それは、甘えていては出来ない・・・と実感中。今更だけど。

自分の面倒をきちんと見ることは、エンドゲイニングに陥らず丁寧に自身と向き合い、身体と精神の調和を大事にしながら、その都度自分の望んでいること・選択をし続けていくこと。

アレクサンダーテクニークを学んだおかげで身体に無理をするような動きが原因となる辛さ・痛みからはラクになれた。本当に。
学び始めた頃は「足の裏に体重を感じない!」
「体重が中心で支えられている」
「身体がなくなったみたいに呼吸がラク」
などといった ”特別の状態” に感じられていたものが、今では普通の状態になり(なので、あの当時の感激もすっかり薄まり)そういう意味では、人生が変わったんだなと思う。

私の「普通」が変わり、同じコトをしていても、違う体験・違う質となって過ごす毎日になった。

「普通」が変わるって、とてもすごいこと!

なんだかここに来て、また「普通」を変えていかなくては、という気持ちがやってきた。

今、受けているアレクサンダーテクニークによる恩恵の、そのまた一歩先にいくぞ、っていう感じ。

学びを続けていけば、変わり続けていくことにはなるけれど、その時々「よいしょ!」っていう時期があるようで、今、またその時なのかな。

以前も感じたことがあるけれど、私の使い方が変わるって、自分のアイデンティティとつながっている部分(習慣)に大きな変化が起きるときは自分が違う人になってしまうような、ちょっとした恐怖がある。「そんな自分、嫌だな」と抵抗感を持ったりもする。そんな人(そんな反応をする人)になっても、大丈夫なのかしら?という不安もある。

未知なる部分なので、どの様に変わっていくのかはわからないけれど、すこうしずつ、甘えた部分の手綱を締めて習慣から「選択」の世界に行くことを練習していこうと思っています。

わたしにとって、この「選択」というのは、自分がコントロールするという部分から(自分がコントロールしたい!!ていう欲求は、私にとってすごい悪習だったりする)”もっと任せる・もっと信頼する”ということに関してのもので、そういう質が増えていったら、なんだか自分じゃないみたい・・・と思うけれど、ここは避けて通れないなあ・・・と、今感じている最中。

アレクサンダーテクニークというものを、身体だけにフォーカスしてしまうと、身体技術みたいなものになってしまう。
そういう一面もあるのだと思うけれど、それはやっぱり一面で、”技術”の先にあるのは、もっと自然で、もっとコントロールの無い世界、まるで技術がないかの様な世界ではないかと思う。
(もちろん、その背後には、ある種のスキルがあるのだけれど)

『自分』の使い方に関するものが、アレクサンダーテクニークなんだから、日常生活の小さなことも大きすぎることも、心身両面でちゃんと自分の面倒をみながら、自分のバランスをとって一歩一歩進んでいくっていうことを、ちゃんとやらなきゃなあ・・・て、やっと覚悟が決まったというか、決まりつつあるというか・・・。

私はパフォーマーでもないし、身体に怪我や痛みがあるわけでもない(持病はあるけど)、緊張癖に悩んでいるわけでもなく、誰かを介護したりサポートするのに身体を酷使しているわけでもない。
ほんとうに、日常を、丁寧に生きるっていうことが、私のするアレクサンダーテクニークなんだなあと思うし、そういえば、それがしたかったんだ!と今はっきり認識できた。

「ここをこえなきゃなあ」って言うことが、「あ、そうだ、あそこに行きたかったんだ!」って気づけたこと、良かったな。

ダラダラとでも、気持ちを文字に起こしてみるものだな~。

6月 23rd, 2013

久々にボディマッピングのクラスに出席しました

先日、BODYCHANCEで行なわれた「自分でさわって確かめてみよう!自分のカラダのボディマッピング」というクラスに参加してきました。
教師はマッサージ師でアレクサンダーテクニークの教師でもある中島麻奈美さん。

ボディマッピングは、色々な先生が行なっているし、目新しいワークではないのですが「マッサージ師によるボディマッピング」というのは、私にとって魅力的な講座!

アレクサンダーテクニークの世界のボディマッッピングは「治療家」と呼ばれるような人がするほど、こかまく触れながら骨や筋肉を特定するということをしていません。(私が今まで学んだ経験では)

細かいボディマップが自分で出来ないので、アレクサンダーレッスンにお越しいただいたカイロプロテクターや接骨院を営んでいる方などに「ここって触れますか?」と聞いたりして、頚椎1番の横突起を触っていただいたり、大腿骨頭を触れてもらったりしたことがあり、そのつど、「えー! 触れるのかあ!ここかあ!自分の感覚とはちょっと違ったなあ」と驚いたりしました。

でもその後、自分が活用できる状況わけでも自分の生徒さんの役に立てられるわけでもなかったのです。
なので、今回、マッサージ師であるまなみさんに「わからないことや、触れ方など聞けるぞ!」とワクワクしていました。

クラスでは、参加者の疑問に答える形で、全身の骨格構造について、触れて遊ぶようにしながら学びました。
今までのように誰でも出来るボディマッピングを教えていただいたのですが、その手法はマッサージ師ならではのもので、今まで学んできたボディマッピングとはひと味違うものでした! いろんなモヤモヤもスッキリしました。

今回行われたのは

脊椎をどのように数えることができるか
股関節のマッピングについて
膝の構造、足の構造
烏口突起に触れる
骨盤、仙骨に触れる
腸腰筋に触れる

 など。。

まなみさんから飛びだすトリビア(?)も楽しく、何度も「えーー!」とか「ああ~(ふむふむ)」と、あっという間の1時間半でした。

今回すっきりしたことのひとつに、股関節のことがあります。

よく生徒さんから「股関節の位置がわからない」と質問されることも多く、そのたびに私も「うう~ん??はっきり股関節の場所を感じるのって、どうするんだ?」と思うことがしばしばあり、この問題がいまひとつスッキリしていなかったのです。

たぶん、生徒さんは、今までのレッスンで「あなたの股関節はここよ」とか「股関節の位置を間違ってとらえていて、動きが上手くいっていない」など指摘されたことがあるのだと思います。で「そうか!では、動きをスムーズにするために、股関節の位置を知らなくては・・・」と思って股関節の位置を確認しようとするけれど、よくわからない・・・。そして「股関節の位置がわからなくて困っている」という問題に発展しているのだと思います。
(この問題意識を持っているアレクサンダー生徒さんに、よく出会います。)

私自身はあまりそうやって股関節の場所にこだわるよりも、頭・胴体を中心として自身を解放・サポートしてあげれば、アレクサンダーテクニークの原理によって、股関節も勝手にうまく動くようになるんじゃないのかな?と思っているし、アレクサンダーテクニークの中心原理はそこ(プライマリーコントロール)にあるので、その質問に対しては「股関節の場所をはっきり感じるには」という答えではなく、「あ、股関節をはっきり感じなくても、うまくいきました。」みたいな解決方法に落ち着くレッスンをすることが多いです。

股関節のボディマッピングをレッスンに取り入れたりすることもありますが、そこがメインになることはなく、生徒さんが部分にこだわる気配が出てきたら頭・胴体をメインにした全体の変化を受け入れる態勢に意識をもどしていただきます。

でも、「知りたいものを知れたらいいよね」とも思うので、股関節のことにとても興味があったのです。

今回まなみさんは「股関節には感覚器がありません。ここにはとても重い負荷がかかっているので、感覚器がないんですね。なので、股関節を感じようというのはあきらめていただいて・・・でも、股関節の周りの筋肉が動いているのはわかるので、そこらへんから推測してみましょう」というようなことをおっしゃり・・・・。

「あきらめていただいて」っていうのが、あまりにもスルリとしていて、目からウロコが落ちた感じでた。
そっか、出来ないことを、出来ると夢みちゃっていたのか~、と。変な頑張りが消えるかんじ。
でも、筋肉の動きから、なんとなく「ここら辺」でいいっていうのが、とても落ち着きました。

そういえば、私も生徒さんに「トップジョイントを”感じよう”というのはあきらめて、そのかわりに…」というな。
同じなのねー。

(トップジョイントとは頭の底と背骨の一番上の間にある関節のことで、正式には、環椎後頭関節といいます。
アレクサンダーテクニークでは、ファーストレッスンで学ぶことが多くて、大事!基礎!という思いから、その場所を”感じられず”わからないっていう問題意識を持つ生徒さんが、ときどきいます。)

久々に、遊んでいる感覚でしっかり学べる楽しいクラスに出て、純粋に楽しかった!
そうだ、私はこれが好きだったんだ!って思い出した気がしました。

学ぶって、楽しい!