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8月 27th, 2007

アレクサンダー・テクニーク入門―能力を出しきるからだの使い方

アレクサンダー・テクニーク入門―能力を出しきるからだの使い方 (実践講座)


「教えてくれる」本 という印象。
  

アレクサンダーテクニークの解説とか説明とか紹介といった感じよりは、「教えてくれる」本。
なんでアレクサンダーテクニークがよいのか、
どういう人たちが、どういう観点でこのワークを指示しているのか、
アレクサンダーテクニークとはどういうワークで、どういうことを大事にしているのか
“授業をしてくれている”、といった印象です。
  

私が人に勧めるという上で気に入ったのは、本に掲載されている写真を見るときに、それが「姿勢」であるとは考えないように注意を促している点や、
『役にたつヒントをいくつか』として、
・ストレスを抱えた主婦
・思いどおりにやりたいひと
・細部にこだわるひと
・姿勢にこだわるひと
など、
タイプ別へのメッセージがあることです。

アレクサンダーテクニークのレッスンを受けることができても、実際には、なかなか上手くいかないこともあります。
このメッセージは、みんなが罠にはまりやすい、「うまくいかない原因」に気づくよい助けになると思います。
こういうところが、『教えてくれる本』という印象を私に与えているのかも。
 
自分でできる実験が具体的に紹介されているところも、いい。
しかしながら、アレクサンダー・テクニークを、独学できるかどうかと言えば、それはやはり難しいと思います。
ただ、教師から実際にならわないと身体は楽にならないかといえば、それもまた別・・と、思います。
なので、興味のある方はぜひ読んで、実験してみてください。
 
この本の中で、私自身によかったのは、
 「アレクサンダー・テクニークにバタフライ効果がある」という一節。
ほんの些細な事が、大きな変化をもたらすというデリケートさを思い出させてくれるのに、とてもリアルで連続的で、部分と全体性をいっぺんに表現したすごい言葉!
今年、サラ・パーカーに出会うのが、待ち遠しいです。 


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