食事の姿勢は、食べ物の通り道の状態でもあります。

前回の投稿「咀嚼と感覚。感覚を使って情報を集め体の使い方が変わること。」についての、追伸みたいなものです。

自分の食べ方が改善したので、余裕を持ちながら周りを見てみると、皆さんいろんな体の使い方で食べています。

お箸を持っていないほうの左手。手首の下をテーブルに押し付けて、手のひらがこわばった形で緊張している女性。
一見まっすぐの良い姿勢で食べているけれど、カクンと首・頭を胴体から急降下させている人。
まあるく小さくなりながら食べている方。

私が注目したのは、頭を前にだして、背を丸めて食べていたサラリーマンのおじさん。
頭を前に出しているため、首が横に伸びているような状態。

「これって、つまり、食べ物が口から下に落ちるのではなく、横滑りしていくってことだよね……」

と、改めて、「使い方と機能」の関連性について考えさせられました。

まあ、きっと問題なく胃には届くのでしょうけれど、効率的ではないよね、でも普段そんなこと思わなかったな・・・。
よく、空気の通り道のことは気にするかたいるけれど(歌を歌う方や俳優のかた、音楽家など)食べ物の通り道のことを気にしている方ってあまりみたことないな・・・
食べ物、のどを通りづらそう・・・
と、そのおじささんを見ながらおもっていると

「ごほごほ」

むせたようです・・。

ちょっと、笑えてしまった。
私に「そうです、食べにくいです」と教えてくれたように思えました。