久々にボディマッピングのクラスに出席しました

先日、BODYCHANCEで行なわれた「自分でさわって確かめてみよう!自分のカラダのボディマッピング」というクラスに参加してきました。
教師はマッサージ師でアレクサンダーテクニークの教師でもある中島麻奈美さん。

ボディマッピングは、色々な先生が行なっているし、目新しいワークではないのですが「マッサージ師によるボディマッピング」というのは、私にとって魅力的な講座!

アレクサンダーテクニークの世界のボディマッッピングは「治療家」と呼ばれるような人がするほど、こかまく触れながら骨や筋肉を特定するということをしていません。(私が今まで学んだ経験では)

細かいボディマップが自分で出来ないので、アレクサンダーレッスンにお越しいただいたカイロプロテクターや接骨院を営んでいる方などに「ここって触れますか?」と聞いたりして、頚椎1番の横突起を触っていただいたり、大腿骨頭を触れてもらったりしたことがあり、そのつど、「えー! 触れるのかあ!ここかあ!自分の感覚とはちょっと違ったなあ」と驚いたりしました。

でもその後、自分が活用できる状況わけでも自分の生徒さんの役に立てられるわけでもなかったのです。
なので、今回、マッサージ師であるまなみさんに「わからないことや、触れ方など聞けるぞ!」とワクワクしていました。

クラスでは、参加者の疑問に答える形で、全身の骨格構造について、触れて遊ぶようにしながら学びました。
今までのように誰でも出来るボディマッピングを教えていただいたのですが、その手法はマッサージ師ならではのもので、今まで学んできたボディマッピングとはひと味違うものでした! いろんなモヤモヤもスッキリしました。

今回行われたのは

脊椎をどのように数えることができるか
股関節のマッピングについて
膝の構造、足の構造
烏口突起に触れる
骨盤、仙骨に触れる
腸腰筋に触れる

 など。。

まなみさんから飛びだすトリビア(?)も楽しく、何度も「えーー!」とか「ああ~(ふむふむ)」と、あっという間の1時間半でした。

今回すっきりしたことのひとつに、股関節のことがあります。

よく生徒さんから「股関節の位置がわからない」と質問されることも多く、そのたびに私も「うう~ん??はっきり股関節の場所を感じるのって、どうするんだ?」と思うことがしばしばあり、この問題がいまひとつスッキリしていなかったのです。

たぶん、生徒さんは、今までのレッスンで「あなたの股関節はここよ」とか「股関節の位置を間違ってとらえていて、動きが上手くいっていない」など指摘されたことがあるのだと思います。で「そうか!では、動きをスムーズにするために、股関節の位置を知らなくては・・・」と思って股関節の位置を確認しようとするけれど、よくわからない・・・。そして「股関節の位置がわからなくて困っている」という問題に発展しているのだと思います。
(この問題意識を持っているアレクサンダー生徒さんに、よく出会います。)

私自身はあまりそうやって股関節の場所にこだわるよりも、頭・胴体を中心として自身を解放・サポートしてあげれば、アレクサンダーテクニークの原理によって、股関節も勝手にうまく動くようになるんじゃないのかな?と思っているし、アレクサンダーテクニークの中心原理はそこ(プライマリーコントロール)にあるので、その質問に対しては「股関節の場所をはっきり感じるには」という答えではなく、「あ、股関節をはっきり感じなくても、うまくいきました。」みたいな解決方法に落ち着くレッスンをすることが多いです。

股関節のボディマッピングをレッスンに取り入れたりすることもありますが、そこがメインになることはなく、生徒さんが部分にこだわる気配が出てきたら頭・胴体をメインにした全体の変化を受け入れる態勢に意識をもどしていただきます。

でも、「知りたいものを知れたらいいよね」とも思うので、股関節のことにとても興味があったのです。

今回まなみさんは「股関節には感覚器がありません。ここにはとても重い負荷がかかっているので、感覚器がないんですね。なので、股関節を感じようというのはあきらめていただいて・・・でも、股関節の周りの筋肉が動いているのはわかるので、そこらへんから推測してみましょう」というようなことをおっしゃり・・・・。

「あきらめていただいて」っていうのが、あまりにもスルリとしていて、目からウロコが落ちた感じでた。
そっか、出来ないことを、出来ると夢みちゃっていたのか~、と。変な頑張りが消えるかんじ。
でも、筋肉の動きから、なんとなく「ここら辺」でいいっていうのが、とても落ち着きました。

そういえば、私も生徒さんに「トップジョイントを”感じよう”というのはあきらめて、そのかわりに…」というな。
同じなのねー。

(トップジョイントとは頭の底と背骨の一番上の間にある関節のことで、正式には、環椎後頭関節といいます。
アレクサンダーテクニークでは、ファーストレッスンで学ぶことが多くて、大事!基礎!という思いから、その場所を”感じられず”わからないっていう問題意識を持つ生徒さんが、ときどきいます。)

久々に、遊んでいる感覚でしっかり学べる楽しいクラスに出て、純粋に楽しかった!
そうだ、私はこれが好きだったんだ!って思い出した気がしました。

学ぶって、楽しい!

コメントを残す

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください