自己レッスン:抑制「Noを言うプラン」

今週月曜日から、自己レッスンのテーマが「抑制」になりました。

抑制と一言で言っても、文脈で意味することが少し変わる気がしています。

習慣的反応に「NO」を言う
という瞬間のプロセスのことでもあるし

その「NO」を持続させるという「習慣を抑えるという作用全般」を意味する場合もある。

また、「抑制の仕方」もバリエーションがあります。
ひとつは、行為にうつるまえに「NO」を言うことで、習慣的反応に飛びつかないようにしようという方法。

アレクサンダーテクニークの伝統的なレッスンでは、椅子から立つ座るという行為を通して、この抑制の方法を学びます。
座ったまま「立とう」という意識に対して「NO」を心の中で言うのです。
いつものやり方で立とうとする自分の反射的習慣に対して「それをしない」という意識的選択を行うわけです。
そうやって、習慣的な反応から離れていきます。

アレクサンダーテクニークを学び始めたころ、この様なやり方でレッスンを受けていたことがあります。
座っている私の頭上で先生が「まだまだ」「まだまだ」と言っているのを聞いているだけで、「何がまだなのかな?」「いつになったら立っていいのかな?」 「自分じゃわからないから抑制することも立とうと決めることも出来ない」なんて困惑してばかりで、レッスンの意味が良くわからず、全然抑制の学びになっていませんでした。

今は、このNOのプランが結構好きです。
毎日忙しく生きている私にとって、時間をとって立ち止まり「NO」を言うことは、清涼剤のように自分に静寂さや冷静さ、いまここにあるものに気づかせてくれるすばらしい機会になります。

私は抑制について「No」を言うプランではなく、もうひとつのやり方で学ぶことが多かったです。
抑制のもうひとつのやり方は、次回に書きます。

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