レッスン記録:グレッグ
久々の更新となります。
今、BodyChance(アレクサンダー・テクニークのレッスンスタジオ)には、オーストラリアからグレッグ先生が来日されています。
私はグレッグによるプロコースの授業をのぞいてみたり、個人レッスンを受けたり、
他の方の個人レッスンを見学させてもらったりして、久しぶりに海外から来日している先生の授業を満喫しました。
グレッグは、大学の先生でもあるのだけど、クラスの様子は本当に「学校」という感じで、
「どうしてこうなるんだと思う?」
「なぜならね・・・、これを見てみて・・・」と、
伝えたい内容へとぐいぐい生徒たちを導いていく雰囲気がありました。
解剖学の知識に詳しくて、構造、機能を力学的に説明してくれて、
とても興味深かったです。
アレクサンダー・テクニークのレッスンとしては、
「頭が動いて、からだ全体がついていく」という部分を、
きっちり、甘やかさずにレッスンしていく感じが特徴的。
ちょっとでも、頭が上へ行くことを怠ると、うまくいくように、しぶとくそこに付き合ってくれる感じです。
私はヨガのポーズをすることをレッスンしていただいたのですが、
ポーズをとるためにちょっと動きはじめると
「ヘッド アップ! ・・・ヘッド アップ!」 と、グレッグが隣で声をかけてきてくるのです。
私としては、気をつけているつもりだったので、
心の中で(え?? もっと?)(え??今落ちた?)(こうかな?こうかな?)
と、自分を見つめることをシビアになる、とてもレッスンとなりました。
・・・というか、こんなにシビアに細かくサジェストされたのは初めてかも!!
ポーズをとるのは、二の次。
まあ、アレクサンダーテクニークとは、そういうものなのだろうけど、それが、骨身にしみたというか・・・。
途中で「えええーーー、なんかわかんなくなってきた。触れて教えてくれないかな??」
と思ったけれど、実際、自分ひとりでがんばって「OK!そうだ!」というグレッグの声を聞いて・・・ああ、一人でなんとか乗り切ったらしい・・・とホッとしたと同時に、
ヘルプなし、一切触れずに教えてくれたことが私にとってはやっぱりよかったかも。。。と思いました。
あのレッスンのあと、日常生活の中で「ヘッド アップ!」を一人で意識することが、
以前よりもシビアになれているのです。
(というか、今まで、まったくシビアではなかったのです)
今まで受けてきた他の先生のレッスンでは、一歩前に進むと「パチパチ!good job!]ということが多かったんだけど、グレッグの場合は「まだ!まだ!」という感じがするのです。
でも、シビアであっても、スパルタではないし、ユーモアもあるし、何より、グレッグが自分が何をしたいのかが明確なので、レッスンの後にははっきりした「教えてもらったこと」が残る。
すっごくスマートなセンセイ。
グレッグに教えてもらったことは
自分のコーディネーション第一。 それから、意図がクリアになることの大切さ。
新しいことではないのだけど、
でも、その深さは新しくて、とてもともて、すばらしいレッスンでした。
解剖学的なことでは、新しいこともあったし、楽しかったです。
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