The Alexander Technique A Skill for Life
The Alexander Technique A Skill for Life という本をすこーしづつ読んでいます。
この本は、「音楽家のための アレクサンダー・テクニーク入門」 を書いたペデロ・デ・アルカンタラさんによる別の本。
数年前に購入したのだけど、英語なので読む気力がおきず、ほったらかしになっていたのでした。
ですが、数ヶ月前、「あれ?この作者”ペデロ・デ・アルカンタラ”って書いてある」と、やっと気づいたのです。
「音楽家のための アレクサンダー・テクニーク入門」は、アレクサンダー本の中でもおきにいりの1冊だし、目次をみたら面白そうなので、ゆっくりゆっくりゆっくり・・読み始めました。
英語の勉強を兼ねて。
読み進めていると、とてもよい本で、ところどころ、「じわーん」・・・と感じ入ってしまいます。
アレクサンダーテクニークに関する事前の概念を持たないで
オープンマインドになり、
アレクサンダーテクニークに関する知的な理解を開放させて、
レッスンの体験そのものから、自然にアレクサンダー原理が流れるよう、
レッスンを経験しましょう・・
という様なことが書かれていて、読んでいるだけで、いい気持ち。
(ちなみに訳はテキトーです。私の頭のなかではこんな感じで読んでいるという雰囲気です。誤訳があるかも。)
「ああ、そうか、
事前に頭でわかっている必要はないんだな、
まっさらな状態から、レッスン自体が私に新しい体験を与えてくれる。
私に体験が訪れてくれることを受け入れて、
私のシステムが動きだしてくれることを許して、
そのときそのとき、レッスンごとに、新しい体験と理解があるんだなー・・・」
と、ふわりと何かから開放されて、新鮮な生命感が訪れるような、そんな気になってきます。
「今」を経験することが色濃くなって、でも広々していて、たくさんの繊細な動きの中にいる、そんな感じ。
この人のアレクサンダーテクニークの説明を読んでいると、それだけで、不要な努力や準備から開放されるよう。
頭で知っていることだけど、ハートに響いてくるような、
アレクサンダーがいうところの’Self’全体に響いてくるような、
そんな説得力。
他にも読み進めているアレクサンダーの本があるのですが
(こちらもゆっくり、ゆっくり)
こちらの本は知的好奇心が刺激される感じはあるものの、体全体で「うんうん」という感じはあまりないのです。
なので、この本が心身に響くのは、ペデロさんの伝達力によるものなのかな?なんて思ったり。
現在、邦訳出版されているペデロさんの「音楽家のための アレクサンダー・テクニーク入門」は、タイトルから「音楽家だけのもの」と感じるかもしれません。
けれど、決して音楽家のためだけの本ではありません。
具体例として出くるケースは音楽家が体験するような事例なので、読者のメインターゲットは音楽家なのでしょうが、音楽家のものだけにしておくのは、もったいないです。
コンテンツの内容や説明がとても丁寧だと思います。
今私が読んでいる The Alexander Technique A skill for life の目次には、
・感情
・ヘルス&ウェル・ビーイング
・スポーツ&エクササイズ
なんていう項目がふくまれていて、読者のターゲットはもっと広くなっています。
パフォーマーでもミュージシャンでもない普通の人である私は、
この本のタイトル「A Skill for Life」に惹かれて、購入しました。
購入してから読もうと思うまで時間がかかってしまったけど、やっと少しづつ読み始めて、この先を読むのも楽しみです。
読み終わるのはいつになるやら・・・ですが。