アレクサンダーがRADAの創立メンバーだったこと

三輪えり花さんの書かれた『英国の演技術』という本を読んでいます。

えり花さんは、私が劇団の養成所に通っているときの先生で、まさに、私とアレクサンダーテクニークとの出会いを作ってくださった方です。

この本の出版前には、私もアレクサンダーテクニークの項目についてチェック作業に携わらせていただきました。
(チェック作業といっても、えり花さんはアレクサンダーテクニークについて熟知されていますので、私が出る幕はほとんどないのですが)

最近とても忙しく、やっと数日前から読み始めています。
読み始め冒頭から、かなりの衝撃でした。

RADA(英国王立演劇アカデミー)という場所は権威のある演劇学校であるということ、アレクサンダーテクニークのレッスンが基礎として組み込まれていることは承知していましたが、これほどまでの難関校であり、イギリスにおいてプロの俳優となるために、学校の役割とはこんなに大きいものなのかとびっくりしたのです。

そしてその後に続く、アレクサンダー氏がRADAの創立メンバーの一人であったということ・・・

えええーーーー!知らなかったーーーー!
誰からも、そんなこと、聞いたことなかったーーーー!!!と、びっくりしてしまいました。
なんで、こんな重要なこと、いままで誰も教えてくれなかったの??

このことを知って、私は師匠であるジェレミーさんに「アレクサンダーはRADAの創立メンバーだったの???」と聞きました。
彼はアレクサンダーテクニークに関する雑誌を出版していたくらいですし、世界のアレクサンダー事情にとても詳しいのです。
ですが「え?? 聞いたことないよ・・・でも、アレクサンダーは俳優トレーニングを始めた最初の人だよ!!」
んんん?? 「創立メンバー?知らないなあ。友達にも確認してみるよ」と。
「でもこの本は、RADAの人にチェックされているんだよ」「ああ、そうなんだ!じゃあその本が正しいね!!」

とにかく、それはグッドニュースだよね!!と、とてもホクホクしました。

読後感想は、またのちほど~。

**著者の三輪えり花さんから、追加情報を頂きました。
アレクサンダーが創立メンバーだということ、
正確には、RADAの創立時代に、創設者であるビヤボム・ツリーに招聘されたのだということです。