病とアレクサンダーテクニークへの関心

体調は、だいぶラクになってきて、通院の間隔も長くなりました。
ほっ。

BODY CHANCEのブックコースが新しいグループでスタートしまして、今、私も参加をさせてもらっています。
アレクサンダーの書いた本を読んで課題に取り組む通信講座です。

生徒用のコースにオブザーバーとして参加して
教師用のコースに参加者として参加し、課題にとりくんでいます。

本の中でアレクサンダーは、自分の使い方が健康に影響を与えるということについて力説しています。
彼のレッスンを受けたことによって改善した症例のなかには「そんな症状まで?」と感じるものもありました。

いままで、私は、アレクサンダーテクニークと病気との関係について、関心が薄かったんです。
病気との関係については、使い方を変えたときの「結果」の部分であって、そこに執着したくないと思っていました。
このワークは治療が目的ではなく、自分自身の教育であるという部分を大切にしたいのが大きな理由です。

病気や怪我の改善でレッスンに起こしになる方はたくさんいますが、アレクサンダーテクニークは治療ではないですし、
私も、病気の方用・演技の方用・音楽家の方用 とは考えず、あくまで「その人の使いかた」と「その方の関心」について観察し関連を見ながらレッスンを行ってきたので、あえて「病」というトピックに取り立てて惹かれることもありませんでした。

でも、いま、自分の病気が長引いて生活に影響がでるようになり、この分野に興味がでてきました。
もちろん、今後もアレクサンダーテクニークを治療的にあつかうことはないですが、
関心については強まったとはっきり自覚していますし、病気・怪我との関連からこのテクニークに興味をお持ちになった方に対して、より誠実にさらに協力的になれればなあと思うようになりました。

病気や怪我があるからこそ、もっとレッスンの必要性がある
けれど、その体調ゆえに、レッスンに来ることが経済的・体調的に難しくなるということもあると感じたからです。

いままでも、体調があまりにも悪く、レッスンを続けられないという生徒さんにお会いすることはありました。
「そういうときは、無理してレッスンに来なくても、まずは、治療に専念してから・・・」
と、おもっていたのですが、
いまは「本人が望むのであれば、もっと快適に簡単にレッスンを受けられる環境があったほうがよいのだろうな」と思っています。
まだ、どうやってそういった方をサポートできるかはわかりませんし、
レッスン自体再開できる状況ではないのですが、頭の中にはおいておきたいテーマです。